さわやかな酸味のある果物「レモン」。いろいろな料理やお酒にかかせない果物ですが「冷蔵庫保管していたのに気がついたら腐っていた」なんて人も多いのではないでしょうか。
レモンは香りのいい果物でありながら、1週間ほどで香りがなくなってしまい傷みやすい果物でもあるんです。
この記事では、そんなお悩みを解決するべく「レモンを長持ちさせる方法」「レモンを美味しく保存する方法」をご紹介していきます。
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レモンの保存方法は冷凍がおすすめ!
レモンは常温での保存がむずかしい果物です。最適な温度は「6~8℃」とされており、10℃を超えると劣化スピードが上がってしまうといわれています。
そのためレモンを常温保存すると「ヘタのところが茶色くなってる!」「白カビっぽいのが生えてきた!」と劣化がはやくなってしまうんです。また、冷蔵庫内は乾燥しやすいので、香りや風味が落ちやすくなります。
そんな悩みを解消してくれるのが「冷凍保存」。常温や冷蔵だと4~5日ほどしか持ちませんが、冷凍をすると1か月ほど保存ができるんです。では実際に、どんな方法で冷凍保存をすればいいのか。また、それぞれの保存方法にどんなメリットがあるかをみていきましょう。
- レモンを丸ごと保存
- レモンをくし形にカットして保存
- 輪切りレモンにして保存
- レモンの果汁を保存
レモンを丸ごと保存
レモンを丸ごと保存するので、保管場所に余裕がある人におすすめの保存方法になります。
少しかさばる方法ですが、香りや風味が残りやすいので「レモンの風味をなるべく残す」のがお好みのかたは、ぜひ試してみてください。
- まずレモンの皮がついた状態でしっかり洗う
- キッチンペーパーなどで水気をふき取る。
- 水気をとったレモンはラップなどで、しっかり包む。
- フリーザーバックに入れて空気をしっかり抜き冷凍庫で保存。
この方法で約1か月間の保存が可能です。
丸ごと冷凍したレモンは、おろし器ですりおろして「薬味」として活用できます。また、ダイナミックにレモンサワーやレモンウォーターの氷替わりにするのもおすすめ。30~60分ほどで自然解凍もできるの、料理などに使いたいときは前もって解凍しておきましょう。
レモンをくし形にカットして保存
レモンの果汁を少しだけ使いとき、お手軽に用意ができる保存方法です。くし形で冷凍保存すると自然解凍にも時間がかかりません。そのため凍ったままで飲みものに使ったり、料理に使ったりすることができるんです。
- くし形にカットしたレモンを、フリーザーパックなどに重ならないように並べます。
- その後レモンを入れたフリーザーパックの空気をしっかりと抜き、冷凍庫で保存しましょう。
重ならないように並べるとレモン同士がくっつかず、使いやすい状態で保存ができます。一度凍ったレモンはべつの容器に入れ替えれば、使うときにひと切れずつ使えるのもおすすめです。
料理やお酒のつけあわせ、ちょっとだけ果汁を使いたいときなどすぐに活用できるのがポイントになります。
輪切りレモンにして保存
輪切りレモンにして保存するとき、あらかじめ種をとるとさらに使い勝手がよくなります。また、輪切りのレモンは料理を華やかにみせてくれる効果があるので、料理に彩りがほしいときに大活躍まちがいなしです。
- レモンをお好みの厚さに切って、種を取りのぞいておきます。
- その後、フリーザーパックの中に切ったレモンが重ならないように並べます。
- レモンを並べ終えたら、そのまま冷凍庫で保存しましょう。
凍ったレモンはべつの容器に入れかえれば、スペースも取らずに長期保存が可能。
レモンを凍らせるときにラップを重ねながら並べれば、1度によりたくさんのレモンを凍らせられます。レモンがたくさんあって困っているかたは、ラップを重ねた方法を試してみるのもおすすめです。
レモンの果汁を保存
レモン果汁を氷の形で保存するので「アイスレモンティー」や「レモンスカッシュ」。お酒好きのかたには「ハイボール」や「レモンサワー」と相性バツグンになります。
- レモンから果汁を取り、製氷皿に注ぎます。
- その後、冷凍庫で凍らせてます。
- 凍ったものを製氷皿からとりだし、フリーザーパックなどに移して保存しましょう。
氷のかたちで保存できるので、スペースも取らず長期の保存もできる方法。こちらも小分けになっているので「使いたいときに気軽に使いたい」かたにおすすめです。
またレモン汁を凍らせるとき、少しお砂糖をいれると甘酸っぱく食べやすくなります。暑い季節にはアイスの代わりにもなるので、ぜひ試してみてください。
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大量消費はレモンの保存食がおすすめ!
冷凍保存をしたいけど冷凍庫に入りきらないときは、レモンを使った保存食を作るのもおすすめです。お手軽に使えるものから、そのまま食べられるものまで色とりどりの保存食があります。自分の好みやスタイルにあった保存食に挑戦してみましょう。
また、調理をするまえに使う道具や容器は煮沸消毒してから調理をはじめましょう。
- 保存瓶・ふたをきれいい洗う
- 大きめの鍋に洗った保存瓶・ふた(ふたは外していれる)にかぶるくらいの水を入れる
- 強火で沸騰させる
- 沸騰している状態で5分加熱
- 5分後火をとめて瓶とふたを取り出す(かなり熱いので火傷に注意)
- キッチンペーパーなどに取り出した瓶とふたを逆さまに置いて自然乾燥させる
煮沸消毒をせずに保存食をつくると、容器のなかで雑菌が増えてしまいます。雑菌が増えると、レモンが容器の中で腐ってしまったり「食中毒」を引き起こす可能性もあるのでしっかり煮沸消毒をしてから作るようにしましょう。
ドライレモン
はじめに紹介するのは、ドライフルーツの1種として有名な「ドライレモン(乾燥レモン)」。
ドライレモンは常温保存ができて、手間もかからない保存食です。薄く切ったレモンをオーブンで焼いたり、ベランダなどで天日干しをしたりすれば完成になります。シンプルにそのまま食べてもよし。ヨーグルトや紅茶、お酒のおともにもなる万能な保存方法です。
ドライレモンは持ち運びも簡単なので、小腹がすいたときのおやつとしてもバッチリですよ。またドライレモンにすれば苦みやえぐみが少なくなるので「レモンの皮のにがみが苦手」なかたにもおすすめ。
レモンの砂糖漬け
レモンを砂糖に漬けるだけで作れる「レモンの砂糖漬け」。レモンと同じ重さの砂糖を保存容器にいれ、レモンと一緒に1~2日おけば完成です。レモンを皮ごと漬けるときは「防腐剤」や「添加物」を使用していないものを選びましょう。
レモンの砂糖漬けを使えば、レモンフレーバーの飲みものを簡単に作れます。暑いときには、レモンスカッシュやレモンウォーター。寒いときはホットレモンやレモンティーを試してみてくださいね。
またレモンを薄く切ってつけておくと、皮ごと食べやすくなります。「レモンの砂糖漬けをそのまま食べるのがすき」なかたは、レモンを薄く切って漬けこんでおくといいですよ。
塩レモン
塩レモンはお肉料理や魚料理、サラダやパスタなどいろいろな料理に活用できます。またレモンサワーとの相性もバッチリなので、塩レモンサワーがお好きの方にも嬉しい保存食です。
適当な大きさにカットしたレモンと、レモンの10~20%ほどの塩を準備します。カットしたレモン全体に塩をなじませた後、保存容器にいれて1週間ほどしたら完成。
漬けこんでおく時間が1週間と長いので、保存する容器もしっかりと「煮沸消毒」したものを使用しましょう。容器に入れた塩レモンは、キッチンなど直射日光のあたらない場所において、1日1回瓶をふるとおいしく仕上がります。
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まとめ
- レモンは冷凍保存で、1か月くらい保存できる。
- レモンを大量に消費したいときは、保存食を活用する。
- 保存食を作るときは、容器の煮沸消毒をする
以外と困りがちなレモンの保存方法ですが、冷凍保存で長期間保存ができるんです。また、レモンをたくさん消費したいときは、保存食を活用するのも1つの方法になります。
自分の生活スタイルや好みにあわせて、おいしく楽しくレモンを活用していきましょう。