チンチラの主食である牧草。チモシーやアルファルファ、1晩狩りやアメリカ産など種類が豊富にありすぎてどれがいいのかわからない…。といった牧草難民になっていませんか?
この記事ではおすすめの牧草を種類別にご紹介していますので、牧草選びの参考にしてみてくださいね。
- チンチラが牧草を主食とする理由
- イネ科の牧草の種類
- 1番狩り・2番狩り・3番狩りの違い
- マメ科の牧草の種類
- シングルプレスとダブルプレスの違い
チンチラが牧草(チモシー)を主食とする理由

チンチラの食事には「牧草」「ペレット」の2種類があります。ペレットのほうが栄養価が高い気がするし、食いつきもいいからという理由でペレットを主食としてあげていませんか?
チンチラの主食は「牧草(チモシー)」です。主な理由は2つあります。
- 牧草をたべることで歯を自然に削っている
- 常に牧草を食べて胃腸を動かし続けなければ「うっ滞」になってしまう
それぞれ詳しく見ていきましょう。
↓チンチラの生態についてはこちらをご覧ください↓
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チンチラは牧草を食べて歯を削っている
チンチラは牧草を食べるとき、奥歯で牧草をすりつぶす様にして食べます。
そうすることで歯を自然と削り、伸び続けるのを防いでいるのです。
しかしあまり牧草を食べずに歯が伸びてしまうと、「不正咬合」になりご飯が食べられなくなってしまいます。
副食として与えるペレットでは奥歯は削れないため、牧草を主食としてあげる必要があるのです。
チンチラは牧草を食べることで胃腸を動かし続けている
チンチラは、常にご飯を食べて胃腸を動かさなくてはいけない動物です。
歯が伸びてご飯が食べられない・牧草がいつでも食べられる状態ではない、などの理由から消化器官が低下すると病気になることも。
代表的な病気として「うっ滞」があげられます。うっ滞はお腹の中にガスが溜まり、ウンチが出ない・食欲不振などさまざま症状が現れ、最悪の場合死に至るケースも。
そのため必ずチンチラには、いつでも好きな時に好きなだけ新鮮な牧草が食べられるように、ケージの中は牧草を食べ放題の状態にしておきましょう。
チンチラの牧草にも種類がある?

牧草は種類によって、硬さも味も違います。
チンチラによって好みも違い、また急に飽きて食べなくなる子もいます。
そのため日頃からいろいろな種類の牧草を試したり、数種類を混ぜたりして与えるのがおすすめです。
そして種類によって歯の動かし方も変わってくるので、げっ歯類特有の“歯がのびる対策”にもなります。
小動物用品が売っているお店であれば簡単に手に入るものばかりなので、いろいろ試してみてはいかがでしょう。
- イネ科の牧草
チモシー
オーチャードグラス
イタリアンライグラス
オーツヘイ - マメ科の牧草
アルファルファ
クローバー
【イネ科】牧草の種類
牧草といっても何種類もあり、それぞれ硬さや味・見た目も違います。イネ科の牧草は食物繊維が多く、腸の働きを活発にしてくれます。一方でタンパク質が少ないので、たくさん食べても太らないといった特徴があるのです。
| 食物繊維 | 多い |
| タンパク質 | 少ない |
| カルシウム | 少ない |
まずは牧草の中でもチンチラの主食である「イネ科の牧草」4種類をご紹介していきます。
チモシー
牧草の中で最もメジャーな草。牧草をメインで食べている動物に主食として用いられています。
日本では主にアメリカ産やカナダ産が流通。
1番狩り・2番狩り・3番狩りと種類があり、1番狩りがもっとも葉や茎が硬く栄養素が高くなっています。
【1番狩り】
牧草地で最初の刈り取り時期(春~初夏)に収穫された牧草。若い茎なので硬さもあり繊維が豊富で栄養素も豊富に含まれています。
【2番狩り】
1番狩りの収穫が終わった後に再び伸びて成長したもの(夏~秋)を収穫した牧草。1番狩りに比べて茎が柔らかくなるので、硬い牧草が苦手な子に好まれます。
一方で繊維や栄養素は1番狩りよりは減ってしまいます。
【3番狩り】
1番狩り・2番狩りの収穫が終わった後に、また成長してきて収穫したものが3番狩り。もっとも葉や茎が柔らかいのが特徴です。体調不良の子やシニアの子におすすめですよ。
オーチャードグラス
チモシーと共に有名な草でチモシーよりも葉や茎が柔らかいのが特徴的。
チモシーをあまり食べてくれない、固い牧草が苦手というチンチラに一度試してみてくださいね。
イタリアンライグラス
チモシーやオーチャードグラスに比べて、ほのかに甘みがあるのが特徴。
栄養豊富で低カルシウムの牧草となっています。
茎が細く何より嗜好性が高いため、喜んで食べてくれるチンチラが多いです。
チモシーと混ぜてあげるのがおすすめです。
オーツヘイ
他のイネ科の牧草よりも繊維質を多く含んでいて、カロリーが抑えられているという特徴があります。
ただし一緒にはいっている“穂”の部分は食べすぎると、腸内で異常発酵する恐れもあるとされているので、少量にしておくのがよいでしょう。
【マメ科】牧草の種類
次に「マメ科の牧草」について2種類ご紹介していきます。
マメ科の牧草は、イネ科の牧草に比べて高カロリーでカルシウム・タンパク質・ビタミンなどの栄養成分が多く含まれているのが特徴です。
| 食物繊維 | 普通 |
| タンパク質 | 多い |
| カルシウム | 多い |
そのため、多くの栄養素が必要な生後半年ほどまでのチンチラにおすすめです。また妊娠や高齢のチンチラなど高栄養素の食事が必要な場合には、チモシーに混ぜてあげるのもよいでしょう。
反対に成長して大人になったチンチラに日常的に与えてしまうと、肥満の原因になるので注意が必要になります。
アルファルファ
栄養価が高く繊維が少ないのが特徴。
嗜好性が高いので、好んで食べてくれる子が多いです。
しかしアルファルファは主食には向いておらず、嗜好性が高いぶん慣れてしまうとチモシーを食べてくれなくなる子もいます。
クローバー
クローバーもマメ科の植物ですが、チンチラにとって主食にはなりません。
たまにおやつとしてあげるにはとても喜んで食べてくれるでしょう。
しかしおやつとしてあげる場合に外に生えているものではなく、チンチラのおやつ用に乾燥されているクローバーをあげるようにしてくださいね。
生で食べられないのはもちろん、外に生えているクローバーには何が付着しているかわかりません。
シングルプレスとダブルプレスの違い
牧草は収穫・乾燥させた後、運搬のために圧縮されます。その工程の違いで“シングルプレス”と“ダブルプレス”に分けられているのです。それぞれの違いをみていきましょう。
シングルプレス
畑でまとめて圧縮されたもの。茎や穂があまりつぶれておらず、自然の方に近いものが多いです。固い牧草が好きなチンチラにはシングルプレスがおすすめですよ。
ダプルプレス
ダブルプレスは、輸送コストを削減するため、シングルプレスをさらに圧縮したものになります。シングルプレスよりも柔らかいのが特徴。
チンチラの牧草って結局どれを選べばいいの?
「結局種類がありすぎてどの牧草を選んでいいのかわからない」という人は、まずは硬さを基準に選んでみてはいかがでしょうか?
「うちの子はどの硬さが好みなのかな?」というのがわかれば、選びやすくなると思いますよ!
【チモシーの硬さの順番】
①チモシー1番刈りシングルプレス
②チモシー1番刈りダブルプレス
③オーツヘイ
④チモシー2番刈りシングルプレス
⑤チモシー2番刈りダブルプレス
⑥オーチャードグラス
⑦チモシー3番刈り
⑧イタリアンライグラス
オーツヘイ・オーチャードグラス・イタリアンライグラスは嗜好性が高いため、単体であげるというよりは、チモシーに混ぜてあげるのがおすすめです。
お試しとして少量のロットで売っている牧草もあるので、まずはこちらを試してみるのもいいかもしれませんよ。
まとめ
- チンチラの主食は牧草
- 常に新鮮な牧草を食べ放題の状態にしておく
- 牧草にはイネ科とマメ科の2種類がある
- メインはイネ科の牧草
- お試しサイズの牧草を試してみるのがおすすめ
牧草はチンチラにとって健康を維持するための大切な食事。その牧草をたくさん食べている姿が見られると、安心しますよね。
しかし牧草の種類が多すぎてどれを買ったらいいか悩む、という人はまずお試しサイズを買ってみるのがおすすめです。
自分の子がどんな好みをしているのか知ると、牧草選べの悩みも少なくなるかもしれませんよ。
ぜひたくさんの種類を試して、好みの牧草を探してあげてくださいね。
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