・確定申告とはなにか。
・フリマアプリでの収益は確定申告が必要なのか?
・確定申告のやり方を簡単に解説
最近フリマアプリで不用品の売買が気軽に出来るようになりましたね。
中には頻繁に商品を出品し、売り上げ額がとても伸びているなんて人もいるかもしれません。
しかし順調に売り上げが伸びてくると、確定申告をしないといけないのでは?と不安になる人もいるでしょう。
今回はフリマアプリやネットオークションで得た所得で確定申告が必要なケースについて解説していきます。
確定申告とは?
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まずは確定申告について説明していきましょう。
確定申告とは1年間の個人の所得をまとめて計算し、国に納めるべき税の額を報告する手続きのことです。
1月1日から12月31日までの所得額と税額を計算し、翌年の2月16日から3月15日までの間に税務署に提出して納税をします。
毎年1月1日から12月31日までの収入から経費を差し引いたもの
(例)2000円(経費)で手に入れた品を3000円(収入)で売った場合
3000-2000=1000で所得は1000円
確定申告をしないと、税額が増えるなどのペナルティが課せられてしまうので注意しましょう。
会社員やアルバイトなど主な収入源が給与しかない場合は、年末に会社側が年末調整として税金の計算をしてくれるので確定申告は不要になります。
フリマアプリの利用で確定申告は必要か
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フリマアプリで所得を得たとき、確定申告は必要になるのか気になりますよね。
様々な可能性がありますので一概には言えませんが、基本的にフリマアプリで所得を得た場合に確定申告が必要になることは少ないでしょう。
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確定申告が必要にならないケース
まずは確定申告が必要にならないケースから紹介していきます。
生活に必要なものを売った場合
衣服や家具、通勤用の自動車など生活をする上で必要とされるもののことを生活用動産と言います。
使わなくなった服やおもちゃ、家電製品なども生活用動産に含まれると言えるでしょう。
所得税法では生活用動産の売却で得た所得については非課税となりますので、確定申告は必要ありません。
利益が上限額を超えない場合
生活用動産の売却でなくとも、年間の所得が上限額を越えなければ確定申告の必要はありません。
会社員やアルバイトなどの本業がある人は年間20万円、学生や専業主婦・主夫などの本業がない人場合は48万円が上限となり、上限を超えなければ確定申告の必要はありません。
確定申告が必要になるケース
次はフリマアプリでの収益で確定申告が必要になるケースについて紹介していきます。
貴金属や書画などを30万円以上で売った場合
貴金属や宝石、書画や骨とう品などを30万円以上で売った場合には確定申告が必要になります。
この場合における所得は譲渡所得と呼ばれ、物品の所有年数5年を境に「短期譲渡所得」と「長期譲渡所得」に分かれます。
譲渡所得は以下のように計算できます。
短期譲渡所得+長期譲渡所得×1/2-特別控除50万円=譲渡所得
引用:国税庁「所得の計算方法(土地、建物および株式等以外の資産を譲渡したとき)」
ちょっと難しい話になってしまいましたが、簡単に言うと所得が少なくとも50万円以下なら税金はかかりません。ただし、所得が50万円以下でも確定申告は必要になりますので注意しましょう。
営利目的で収入を得た場合
お金を得るために物を売って所得を得ている場合には、確定申告が必要になる可能性があります。
例えばアクセサリーなどを自分で作って売ったり、商品を安く仕入れて別の場所で売ったりして得られた所得は「雑所得」とされます。
副業としておこなっていた場合、所得が年間20万円を超えると確定申告が必要になりますので注意が必要です。
また生活用動産の売却は非課税となりますが、何度も継続的に売却がおこなわれていると営利目的であると判断され、課税対象になる可能性がありますので注意しましょう。
確定申告のやり方
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もし実際に確定申告が必要になった場合どうすればいいのでしょうか。フリマアプリで確定申告が必要になった場合の大まかな流れは以下の通りです。
- 必要なものを用意する
- 経費、所得を計算する
- 申告書に記入する
- 税務署に提出、納税する
関連記事:国税庁「申告手続きの流れ」
必要なものを用意する
まずは必要なものを用意しましょう。
- 確定申告書
- 収支内訳書もしくは青色申告決算書
- 口座情報がわかるもの
- マイナンバーカードもしくは通知カード
- 控除を受けるために必要な書類
- 源泉徴収票
確定申告書
確定申告書にはA様式とB様式があり、A様式は主に会社員や年金を受け取っている方が対象、B様式は個人事業主をはじめとする事業所得を得ている人が対象になります。
確定申告書は国税庁のWebサイトからダウンロードできるほか、税務署で手に入れることもできます。
また、確定申告ソフトを使ったり、国税庁の「確定申告書等作成コーナー」を使って作成することも可能です。
関連記事:国税庁「確定申告書、青色申告決算書、収支内訳書等」
収支内訳書もしくは青色申告決算書
白色申告の場合は収支内訳書、青色申告の場合は青色申告決算書を用意します。
事業レベルでフリマサイトを利用している人は青色申告をすることで税金の控除が受けられます。
お金の流れが一目で分かるよう複式簿記で記入する必要があり、手間がかかりますが最大で65万円の所得税の免除が受けられるので該当する人は青色申告をするのもいいでしょう。
収支内訳書も青色申告決算書も国税庁のWebサイトからダウンロードできますので、ぜひ利用してみましょう。
関連記事:国税庁「確定申告書、青色申告決算書、収支内訳書等」
口座情報がわかるもの
税金の還付が受けられる場合には銀行の口座情報(銀行名、支店名、預金種別、口座番号など)が必要になりますので、預金通帳など口座の情報が分かるものを準備しましょう。
マイナンバーカードもしくは通知カード
確定申告においては、マイナンバー(個人番号)が必要になります。
通知カードでも大丈夫ですが、その場合には他に運転免許証や健康保険証などの本人確認書類が必要になります。
控除を受けるために必要な書類
これは必須ではありませんが、医療費控除や住宅ローンの控除を受けるために確定申告をする場合にはそれぞれに応じた書類を準備する必要があります。
源泉徴収票
こちらも必須ではありませんが、会社に勤めている方や年金を受け取っている方は源泉徴収票が必要となりますので忘れずに用意しましょう。
経費、所得を計算する
必要なものを用意したら次に経費、所得を計算します。
経費は収入を得るために使ったお金を指し、所得は実際に得た収入から、経費を除いた額のこと。
フリマアプリの場合具体的には以下のものが当てはまるでしょう。
- 商品の仕入れの費用
- 梱包資材
- 送料
- フリマアプリの手数料
- 光熱費
- 通信費
- 交通費
申告書に記入する
所得を計算したら、申告書に記入しましょう。
確定申告書には第1表と第2表とありますが、第1表には合計金額を記入するので、まずは第2表から記入が必要です。
税務署に提出、納税する
確定申告書と収支内訳書もしくは青色申告決算書に記入し、添付書類の準備が済んだら税務所に提出しましょう。
提出の方法は全部で4つあります。
- 税務署に直接持ち込む
- 税務署へ郵送する
- 税務署の時間外収集箱へ投函する
- e-Taxを利用する
様々な提出方法がありますので、自分の状況に応じて最適なものを選びましょう。
確定申告書を税務署に提出したらいよいよ納税です。納付の方法は5つあります。
- コンビニ納付
- 振替納付
- 窓口納付
- インターネットバンキング納付
- クレジットカード納付
この中から自身の事情に合った方法を選び、納付していきましょう。
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まとめ
- フリマアプリの売買で確定申告が必要になることは少ない
- 高価なもの売った場合や、営利目的で売った場合は確定申告が必要になる
- 確定申告は書類を揃えて必要事項を申告書に記入して税務署に提出すればOK
フリマアプリの利用による確定申告が必要になることはそこまで多くないことがわかって、ほっとしたという方もいるでしょう。
しかしもし不安であればしっかりと税務署などに行き自身の状況を確認し、申告漏れがないように注意しましょう。
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